ポニッテ丸の 「いがくぶせいかつ!」

弘前大学医学部2年。こちらには浪人時代からの記事をまとめています。

【セ試③】センター試験当日について

 前回、前々回と 私が実際に行ったセンター試験対策を長々と書きました。ぜひご覧ください。

【セ試①】センター試験の対策について① - Σtkryt2の 「ろーにんせいかつ!」

【セ試②】センター試験の対策について② - Σtkryt2の 「ろーにんせいかつ!」

 

 今回の記事では、私が受験した「平成31年度大学入試センター試験」の当日の様子を述べたいと思います。「令和2年度大学入試センター試験」を受験する皆さんに、センター試験って「こんな感じなんだ!」と思っていただければ嬉しいです。以下に記述する当日の様子はあくまで一例ですので、この記事だけを参考に当日を迎えるなどといった行為はあまりに危険です。

 

 

 センター試験前 

 大学入試センター試験の受験票は事前に学校で配布されました。当日はそこに記載された受験会場に、各々向かえばいいわけです。受験会場については学校ごとに決まっているようで、私たちは「①女子、②理系男子、③文系男子」のように分かれていたと思います。(同級生全員が同じ会場のいうこともあるみたいです)また、配布の時に担任の先生から「前日までに下見に行くと、当日焦らなくて済みます。」と言われたので、私は律儀に下見に行きました。(実際受験会場は駅の真正面で、当日も誘導があったので、行く必要はなかったかもしれません。)

 ちなみに前日の勉強は知識の確認と 数学の予想問題を解くくらいで、なぜか全く緊張しなかったこともあり TwitterやLINEに耽っていました。それでも試験前は早めに寝ることが大切ですから、23時には寝ることにしました。

 

 センター試験当日 

 試験前 

 予定がある日は目覚ましが鳴る前に起きるタイプなので、1日目の朝も早めに起床しました。わりと早かったため ベッドでごろごろしていると、緊張してきます。「なにかやらなくては」と思い始め、あまり覚えていなかった古文単語を 単語帳を使って覚え始めたり、地理の最終確認をしながら朝食を摂りました。(結果的には無意味でした

 家を出ると、さっきまでの緊張が嘘のように消え去り、愉快な気持ち(?)でTwitterなどを見ながら受験会場まで向かいました。会場の最寄り駅では 友達と待ち合わせ、駅前のスーパーマーケットへ買い出しへ。買ったものは、

  • お茶
  • コーヒー(眠気覚ましのため)
  • ラムネ(ブドウ糖の補給)

 試験や模試の日にはラムネを買うようにしていたため、当日も習慣と違わず購入しました。

 会場へは親に送ってもらっている人もそれなりにいたようですが、大半の受験生が1人で来ていました。いざ大学の門を通り過ぎると、何やら検問のような雰囲気の場所をくぐる必要があり、その先は受験生しか立ち入れないようになっています。その「検問」では大学入試センター試験の受験票を所持しているか、記載の試験場が正しいか、また その受験票に写真が貼ってあるかなどを確認されました。通り抜けた先には、A4版の紙が山積みにされていました。その紙には会場の地図が載っており、その地図と案内の掲示を頼りに自分の席につきます。案内も丁寧で、迷う心配は全くないと思います。

 試験会場に着くと、まず気になったのは室温です。「寒くて手が動かないと困るので」といった記事を見かけたのでカイロなどを持参しましたが、その会場の室温は高く、普通に過ごすだけでも暑いくらいでした。おそらく温度事情は会場によってかなり違うと思うので、寒さ対策だけでなく暑さにも対応できるような準備も必要です。 暖かければ、特に食後においては、眠気が襲ってくるので カフェインを摂るなどの対策も必要になってきます。もちろんカフェイン摂取にはその利尿作用との戦いも伴いますが…

 時間割を見ると、かなり休憩時間が確保されています。(地理歴史, 公民と国語の間は80分、国語と英語の間は50分など)休憩時間は非常に暇です。直前まで知識の整理に励んでいた人もいれば、もう悪あがきはせずにせっせとTwitterに励んでいる人もいました。(私は後者です(笑))

 社会科の前か後に「写真用シール」というものが配られ、受験票の写真の上に透明なシールを貼る作業を行います。また、「地理歴史・公民」の問題冊子はビニールで包装されており、それを剥がす作業があります。そして外国語のリスニング試験前には各自にプレーヤーが配布されますが、絶縁シートを抜いたり、SDカードを差し込んだりする作業があります。「写真用シールが貼ってあった紙」「ビニール」「絶縁シート」「SDカードが入っていた袋」などは各自により捨てるように指示されますので、おみやげとして持ち帰ることができます。最後のセンター試験の受験記念にいかがでしょうか。

 

 試験中 

 試験が始まると、試験監督が写真票を持って顔を下から覗きにいらっしゃいます。毎試験で行われることなので嫌がらずに真顔で対応しましょう。

 また、試験本番は落ち着きが大切です。本番までにしっかり勉強をできていれば、マークミスさえしなければ大失敗ということはない のではないかと思います。演習の段階からマークミスをしない工夫を習慣づけておけばマークミスの可能性は格段に下がるはずです。私の場合は、時間が足りなかった「数学Ⅱ・数学B」以外は5回ずつくらいマークを確認しました。時間がない場合でも、それぞれの大問が終わる番号があっているか確認するくらいはするべきです。実際に、私の前の席に座っていた受験生は試験終了直後に「マークをずらしていたこと」に気づいて試験直後に顔が真っ青になっていました。名前や受験番号とそのマーク、選択教科のマーク欄は何回も確認したり修正できる機会が与えられるため、名前の書き忘れなどは心配しなくていいと思います。

 

 試験後 

 解答用紙の枚数確認が終わると、解散になります。試験会場から最寄りの駅までの道は受験生で埋め尽くされ、交通整理要員が派遣されるほどです。ゆえに試験当日には、急いで帰らなければいけない用事を組まないほうが賢明です。これは試験前つまり朝もそうですが、NHKの取材や塾の案内、ユニハウスの広告配布など様々なものに捕まることもあります。

 1日目終了後は2日目に備えて勉強するのもいいですが、「疲労は自分が感じている以上に蓄積するもの」というように、ゆっくり休んで体調を整える方が大事です。

 2日目終了後はしばしの安堵を感じると同時に自己採点への不安に駆られることになります。当日の夜には解答速報が出て、予備校やベネッセのウェブサイトで簡単に自己採点ができます。私の学校では、翌日にはセンター試験の自己採点日が設けられ、嫌でも採点をすることになっていました。クラスメイトの前で自己採点をして「事故祭典」となった暁には笑うこともできないので、私は当日の夜のうちに自己採点しました。(自信があった教科の成績が予想に反して芳しくない結果だったり、全く期待していなかった教科が割とできていたりもいろいろありました。)

 

 まとめ 

 実際のセンター試験会場は、思っていたよりも殺伐とした雰囲気ではなかったので、平常心を保てられれば120%の力とは言わずとも、実力くらいは発揮できると思います。みなさまにおかれましても しっかりとした準備の末、「事故祭典」からの新テスト受験といった事態を回避できますことを願っております。私も自他共に最後のセンター試験に向けて努力してまいります。